第17章 念と洗礼と200階突入!
あれから2時間が経った。
「……………」
「はい、ボクの勝ち★」
神経衰弱、0勝10敗。
「…いやいやいや、絶対おかしいよ!なんでそんなに数字がそろうのさ!?」
「くくくっ◆何でだろうねぇ?」
うわー、ムカつく。
絶対ズルしてんだろこいつ。
ハゲろ!ヒソカなんてハゲちまえ!←
「!!」
すると、急にヒソカが構えた。
え!バレたかな!?
とりあえず私も構える。
「…も気づいたのかい?◆」
「え、マジでハゲてんの?」
「何の話?◆」
あれ、違った?
「ゴンとキルアが来たみたいだよ◆」
「!!マジか!」
ヒソカの一言で、私はエレベーターの方を凝視する。
すると、奥の方から2つの人影が見えた。
その人影はどんどんこっちに近づいてきて…
「、おまたせ!」
「無事かー?」
「ゴン!!キルアァア!!」
見事にヒソカの念をくぐり抜けて、受付に到着した。
私はすかさず二人の元へダッシュ!
「二人ともすごくね!?こんな短時間で纏習得してくるなんて!!」
「当たり前だろ?必死だったんだから」
必死なだけで、たった2時間で戻ってこれるんだね君達は。
「200階クラスへようこそ◆洗礼は受けずにすみそうだね★」
ヒソカはゴンに話しかける。
「纏を覚えたくらいでいい気になるなよ◆念は奥が深い◆」
ヒソカは念でドクロを作ってみせた。
ゴンとキルアは凝ができないから見えないみたい。
「はっきり言って、今の君と戦う気は全くない◆だが、このクラスで一度でも勝つことができたら……相手になろう◆」