第17章 念と洗礼と200階突入!
ずるずるずる…
「!?」
「ちょ、助けてヘルプミィィイ!!!」
私はヒソカの方へ引きずられていく。
いや、大体予想はできているんだよ!
またあの念で捕まっちゃったんだよ!きっと!
あっという間にヒソカの目の前に到着。
「一人だと退屈なんだ◆一緒にいてくれよ★」
「やだ!」
「でも、ゴン達もう先に行っちゃってるじゃないか◆」
「はぁ!?」
視線をエレベーターの方に戻すと、ゴン達は少し小走りで去っていく。
「ええぇ!!?ちょっと!君達ィィィイ!!?」
「ごめん!!オレ急いでるんだ!」
「ゴン!!?え、マジで!?」
「つーかお前"念"使えるんだろ!?おとなしく待ってろ!!」
「キルアァア!?なんで知ってるんだ君は!!」
「いまウイングさんに聞いた!じゃあな!!!」
「ちょ、まてまてまてェエ!!私を見捨てないで!!!」
「なら大丈夫!」
……ゴン達はエレベーターに乗って消えていった。
「…………………まじか」
「行っちゃったね◆」
「誰のせいか分かって言ってるのかあんたは」
「さて、何しようか?◆」
「聞けよ!!………あー、もう」
こうなったらどうせ逃げらんないよなぁ……
私はヒソカと向き合って座る。
ヒソカは私の行動を見てニコッと笑うけど、無視、無視!!
「トランプでもする?それともトランプ?◆」
「トランプしかないじゃん。つーかさっきのコーヒー代返せ。」
「神経衰弱でもしよっか◆」
「聞けっつーの!!」
嗚呼……ゴン、キルア、早く戻ってきて。