第17章 念と洗礼と200階突入!
その影は、つい先程会ったばかりの
「ヒソカ!!?」
「……………」
……あぁ、そっか。
こいつも闘技場にいるって言ってたっけ。
じゃあさっきの殺気もこいつか!!キモっ!!
「どうしてお前がここに!?」
ヒソカがここにいることを知らなかったゴンとキルアは、ものすごく驚いていた。
「電脳ネットで飛行機のチケットを手配しただろう?あれはちょっとした操作で誰が何処へいつ行くのかが簡単に検索できるんだ◆」
「キモい」
「あとは私用船で先回りして空港で待ち、後を尾けた◆」
「ストーカーァァァア!!」
「くくくっ◆」
ゴンとキルアも青ざめてるけど、別の意味で青ざめるわ!!
じゃあ今日会ったのも偶然じゃないじゃん!!
ヒソカってキモいけど何でもできるのがいやだ!
「そこで、ここの先輩として君達に忠告しよう◆このフロアに足を踏み入れるのは……………まだ早い◆」
ビュオッ!!
ヒソカが手を構えた途端、強いオーラが飛んでくる。
危うくゴンとキルアが飛ばされそうになった。
「くっ!!」
「2人とも大丈夫!!?」
「出直したまえ◆とにかく今は早い★」
ヒソカはその場に座り、また手を構えた。
「通さないよ◆ってか通れないだろ?」
ズゥウン!!
うお!アイツさらにオーラが……!!
…このままだとゴンとキルアが死んじゃう!!
「キルア!ここはいったん戻ろ!?ね!?」
「ふざけんな!せっかくここまで来たのに…!!」
「ゴン!戻ろう!?」
「いやだ!」
「うぉぉぉおぉい!!」
いつから反抗期になったんだ君達!
ど、どうしよう……
「無理はやめなさい」
……!?