第5章 好敵手
(((((だっ、大地さんの顔が恐ぇえ!!)))))
瞬時に黙り込む烏野メンバー。
しばらくの間、部員たちに黒々とした威圧感を放っていた澤村の顔がこちらに向けられる。
「………悪かったな、銀鏡。さ、気を取り直して、始めようか。」
うおっ!?
急に戻ってきたからビビったわ!
つか、烏野面白ぇなぁw
嫌いじゃないかも。
なんてね。
「………ん。じゃ、挨拶がてら、一発目は俺のサーブから始めようかな?…………いけるか?…大地?」
目を細め挑発的な笑みを浮かべると、ネットの向こう側の澤村も同じように不敵な笑みを見せた。
「あぁ、もちろん。…………受けて立つ。…………銀鏡!」
ピーーーーーーーーーー!
試合の始まりを告げる笛の音。
さぁ、
先ずは烏野の皆さまにご挨拶を____
___A greeting.