第5章 好敵手
「あの人格好いい~~~///!!」
「他校の人かな?モデルとかっ!?ヤバすぎぃ///!!」
「きゃ~~~///超イケメンじゃん!!彼女いるのかな!?」
気づくと周りには他の女子まで集まってくる始末・・・
え、この展開……
俺、無事に体育館に辿り着けるのか……!?
内心冷や汗だらだらになりながら、
頭をフル回転させこの状況を打開する方法を考える。
よし、ここは______
「ねえ、皆。俺ね、内緒でここに来てるんだ。だから君達も……俺が先生とかにバレないように協力してくれる?」
ここですかさず笑顔を見せると、思惑通り女子たちは頷きながら、話し声のトーンを下げてくれた。
お、作戦成功♪
「あのっこちらですっ」
体育館の入り口の近くまで案内してもらった俺は彼女達に笑顔で感謝を告げると、体育館の入り口に足を向けた。
入り口に立ち、大きく息を吸い込む。
これから起こることを期待し高鳴っていく鼓動。
「すみませーん。青葉城西の銀鏡ですけど……
道場破りにきました。」
__Let's show time!