第5章 好敵手
俺は盛大にため息をつきながら空を仰ぐ。
そんな俺を哀れんだ顔で見つめる岩泉。
「………何?一。」
「いや……………"慣れ"って怖ぇなって………」
首を振りながら言う様に俺はがく然とする。
「ちょ、ちょっと待て。俺は慣れてなんかねぇぞ!?………そりゃ何だかんだ一人で家にいることは殆どねぇけど………つか!オメェも散々来てんだろーが!!!」
「あ?俺はいいんだよ。行っても週に1.2度だろ?及川はほぼ毎日行ってんじゃねぇか?むしろ一緒に住んで「__ない!!」………同じ様なもんじゃねぇか。」
「ふふふっ岩ちゃんもたまには鋭いこと言うねぇ!……実は俺たち一緒に住むことにしたん「徹……。」へ?「これから二度とお前の足が俺の家の玄関に踏みいることはないだろう。」__!?!?ヤダヤダヤダヤダヤダ!!!行くっ!絶対行くんだからっっ!!」
一緒に住むなんてあってたまるか!!
例えしょっちゅう入り浸ってるとしても、
それを認めたら終わりだ!!
認めるものか!!
………その後もギャーギャーと騒ぐアホ川に、結局は鍵を渡してしまった俺。
今は本日最後の授業。
気持ちは逸るばかり
____feelings Before I go any further.