• テキストサイズ

【ハイキュー!】帰ってきた、最強。【男主】

第5章 好敵手




ん?タイムアウト……?

普通に国見か矢巾あたりと交代じゃないのか?





ピーーーーーーッ


タイムアウトを知らせる笛の音が鳴り響く。







それぞれの選手がお互いの陣地に戻る中、及川はその波とは反対に烏野の陣地へと近づいていく。







ま、どうせ影山に塩でも送りに行ったんだろーけど。

何だかんだで楽しみにしてたみたいだしな。






好敵手である後輩の元へと向かう及川の後ろ姿を横目で眺めていた俺だったが、金田一が駆け寄って来たのに気づき、その頭にタオルを投げた。






「ほい、お疲れッ!」






「悠さんっ!戻ってたんすねっ!及川さんの怪我どうでしたか?」






「おー。もう大丈夫みてぇ。……つか、勇太郎テメェ、チビッ子につられてんじゃねぇよ。アホ!」






俺と金田一が話していると、ドカッと俺の肩にのし掛かる腕。



腕の主の方へと顔を向けるとドリンク片手に汗を流す岩泉の目と視線がぶつかる。





「……あのソッコーやべぇわ。侮ってた。」






少し驚きを交えた笑みで話す岩泉に、俺は見下ろすように挑戦的な笑みを返す。





「………おいおい、相棒さんよ。出れない俺の分までスパイク決めてくれよなぁ。」





「わぁってるっての!」






「………ん。頼んだ。………でも、思っていた以上に影山のトスはすげぇな。正確さが半端ない……」





「おお…中学ん時より格段と巧くなってたわ。」





「まぁでも…………徹のが上だ。ビビる相手じゃねぇ。………そうだろ?」






ニィと口角をあげると、不機嫌さを露にした岩泉の足がこちらに向けられた。





___え?


足_____ドガッ!






「~~~~~~~っ!?!?っ痛ってぇええ!」






岩泉の足は見事に俺の脛へとクリティカルヒットを与えた。





悠のライフポイントが大幅にダウンした!






__Worry unnecessarily.
/ 263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp