第4章 理由
___一瞬、見開かれた岩泉の瞳。
それはすぐに強い闘志を秘めた熱い眼差しとして俺に帰ってきた。
「・・・よろしくな。相棒。」
大きく頷く俺。
「おーよ!俺とお前のスパイクで全国に乗り込むぞ!___徹っ!お前もぶちかましてくれんだろ?”殺人サーブ”!」
ニヤリと笑って及川の顔を覗き込むと、挑発的な笑みを返してきた。
「・・・あったり前じゃん?ガンガンサーブでもスパイクでも、ブロックだって決めちゃうよ?俺達がそろったら、きっと誰にも止められないよ。・・・そう思わない?」
覗きこんできたとびきりのイケメンスマイルに拳を当てながら、バーカ、と笑う。
「”きっと”じゃねぇよ。・・・絶対止めさせねえ!若なんて目じゃねぇよ。俺がお前らを……頂点まで連れてってやる。」
握った拳をつきだすと、コツンとぶつかる岩泉の拳。
「ああ………一緒に見ようぜ。てっぺんからの景色ってやつを。」
続いて及川の拳が合わさる。
「うんうん!俺、強い奴等をなぎ倒して、上から見下ろすのだーいすき♪」
「「…………お前、本当、性格最悪だな。」」
及川さん……
いいムード、台無しですよ。
___promise you signed was.