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【ハイキュー!】帰ってきた、最強。【男主】

第11章 祝杯


軽いミーティングを終え、解散となった俺たちは、コンビニで飲み物やらしこたま買い込んで、9人という大所帯で俺の家へと向かっていた。


「あ、シーフードのヤツはトマトソースでー。……はい。……あと、バジルチキンの__」


隣に歩く及川がスマホでピザの注文をしている中、俺と岩泉たちはだらだらと下らない話をしながら歩いていて。


「ま、待ってください~!」


そんな中、声のする後方へと顔を向けると、両手に大量の飲み物が入ったビニール袋を持った金田一の姿。
……と、その隣を歩く国見はお菓子などが入ったいかにも軽そうな袋を両手に持っているという正反対の姿であった。


「……んだよ、金田一。そんぐらいも持てねぇのか?筋トレだと思って頑張れよ!……つか、お前が持つって自分から言ったんだろーが。」
「そ、そうっすけど……」


岩泉の言葉に嘆く金田一だったが、金田一の真面目な性格ゆえ結局は自分で頑張ると気合いを入れ直していた。
俺はわざとらしくため息をつくと金田一の腕から飲み物の入った袋を奪い取り、そ知らぬ顔で再び岩泉の隣に戻る。


「えっ!?ちょっ!悠さんっ!?」
「うるせー。いいからそっち持ってろよ。」


俺と金田一のやり取りにため息をついた岩泉が俺の肩をポンポンと叩く。


「ったく……金田一。オメー悠に感謝しろよー?」
「す、すみません……。」


そんなこんなで真面目な金田一をからかいながら(←)、俺の家へとたどり着くと、腹を空かせていた俺たちは手際よくそれぞれが準備を分担し、ピザが届くと同時に祝賀会をスタートさせた。


「それではぁ~みんな大好き及川さ「別に好きじゃねえよ!アホ川っ!」ちょっ!岩ちゃんソコつっこむところじゃないから!……ゴホン、気を取り直して……主将の及川さんが乾杯の音頭を取ろうと思いまーす♪みんなー飲み物持ったー?…ではでは~、一先ずですが!地区予選優勝を祝して~乾杯!」

「「「カンパーイっ!!」」」


乾杯の挨拶が終わると同時に食べ始めた俺たち。
祝杯ムード満載なメンバーたちは皆笑顔でそれぞれが最大のライバルである白鳥沢に勝てたことを喜んでいて。
そんなみんなの様子を見ながら俺も一緒になって笑って、バカやってたら、あっという間に時間は過ぎていき、あと少しでお開きというほどであった。


__Cheers!
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