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【ハイキュー!】帰ってきた、最強。【男主】

第10章 最大の好敵手


「俺もお前に負けてらんねーしな!ガンガンいくぜっ!」
「おぉ!いくべいくべ!俺もまだまだ暴れ足んねーし。」


こんな些細なやりとりが、今まで体験してきた大きな大会の優勝よりも本当に嬉しくて。ずっと求めていたこの時間を与えてくれた岩泉たちへの感謝の想いが溢れていた。
いつも感じる青城メンバーの暖かさに
"大事にしてくれてありがとう。"
と心の中で呟くと、今一度自分のやるべきことを
__コイツらを頂点へと連れていき恩返しすると心に誓う。


___その想いに
必ず俺が応えるから。



ピーーー


「………やっぱりな」

笛の音がコート内に鳴り響き、白鳥沢サイドがタイムアウトを取ったことが分かった。
東北地域での絶対王者と呼ばれる白鳥沢としては、今の状況は想定外に違いないわけで。このタイムアウトは青城の流れを断ち切ることが目的であろう。


「いいよいいよっ!すんご~くいい展開になってるね!」

我らが主将である及川が上機嫌を隠すことなく満面のイケメンスマイルを見せる。

「いや……正直なところ、白鳥沢相手にここまで有利な試合運びすんの初めてだし、びびるわ。………やっぱ悠スゲェわ。ウシワカのサーブとか痛くないの?」

花巻は後頭部を掻きながら少し困ったような笑顔を向けてきて、対峙した俺は、はは、と小さく笑った。

「あー……普段から徹や一のサーブ受けてっからね。まぁ、若もだけどさ。」

「すげぇな。やっぱ、お前が居てくれて安心だわ。」

「___っ///!」

松川のポツリと吐かれた言葉にビクリと反応した俺の体。
不意打ちに告げられた嬉しい言葉に何だか恥ずかしくなってしまう。

「あれあれ~~~~?悠ってば、照れちゃってぇ~♪カーワイイ「土に帰ろうか?及川くん?」………イエ、結構デス。っつか、名字呼び止めて!他人行儀じゃんかっ」

「………いや、及川くんと俺は只の知人ですから。」

「んなっ!?只の知人イヤっ!俺との関係を降格させないで!!」ゲーン

アホ川の調子に乗った発言により、一瞬にして表情を変えた俺。
その俺にビビり片言の日本語を話していた及川だったが、すぐにいつもの感じに戻っていた。



___Form should there.
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