第3章 帝王
【 岩泉side 】
「す、すげぇ………ジャンプするときの爆発的な跳躍力と、あの見えないくらい強烈なスパイク。それを繰り出すための腹筋力・背筋力が備わってるってことだろう?相当鍛え上げてんな、アイツ。」
「元々の天錻の才もあるだろうが、それを上回る鍛練がこれに繋がってるのだな。…末恐ろしい奴だ…………銀鏡は。」
監督とコーチの声が遠くに感じる。
正直、何が起きたかよくわかんねー。
でも、わかったことがある。
これからは、お前がうちの"エース"だ。悠。
_____Imagine more ability.