第9章 初陣
誰かの漏らした言葉。
ビリビリと掌に残る感触にゾワリと肌が粟立つ。
「____悠っ!!っんもぉスゴすぎ~~~~っ!!及川さん惚れ直しちゃったよぉ!!」
飛び付いてきた及川と共に弾かれたように戻ってくる音。
「相変わらず凄ぇな!お前の本気スパイクは!!」
「これぞ、"ナイスキー(kill)"だよね。」
「本っ当"帝王ここにあり"って感じだなぁ。」
わいわいと俺の肩を叩いたり、背中にのし掛かってきたりする3年メンバーと
「………もう、俺…凄すぎて震え止まんないです。」
「~~~~っ悠さん格好良すぎますっ!」
渡と金田一の後輩コンビが目をキラキラと輝かせ賞賛の声をあげる。
「ははっサンキュ。………やっぱ本気出すとキモチイイわ。」
ニカッと笑って見せると周りの奴等も笑顔になって
「__さ、あと4点。飛んでこいよ。…… 悠」
___The thought that was entrusted with.