第8章 開幕
【 烏野高校side 】
「___すっげぇっっ!!その人ってポジションどこっすか?!」
西谷夕だけは違う反応を見せた。
「……え、あっと、……悠は攻撃専門の"スーパーエース"だよ。」
「"スーパーエース"………!」
菅原の言葉に目はキラキラと輝き、口許を綻ばせ、震える西谷。
「ノヤッさん!!アイツのサーブもスパイクも半端ねぇよ!!大地さんがぶっ飛ぶくらいだしなっ!」
「大地さんが………!」
田中の煽りによってさらに目に輝かせた西谷は、バッと立ち上がると澤村の元へと駆け寄り、その勢いのまま澤村の手を掴んだ。
「え、西谷……おちつ『俺っ!世界一だろーがなんだろーが、必ず受けてみせますからっっ!!強打上等っすよ!!』………おお…!!頼んだぞ…!」
「__ハイッ!!」
西谷の強い決意は烏野メンバーの心に強い安堵感と高揚を与え、特に田中、日向、影山の3人の心をざわつかせていた。
「「ノヤッさんカッケェェエ!!!」」
「………!!」そわっ
___Reliable existence.