第7章 仲間
やや不機嫌なままコンビニを後にした俺と岩泉が俺の家のインターホンに手を伸ばした時
___ガチャ
「おっかえりぃー!!待ってた__ブベッ!」
勢いよく飛び出してきた及川の顔に反射的に持っていたコンビニの袋(2Lペットボトル2本入り)をぶつけたが、特に気にせず腹を抱える及川の横を通りすぎようとする俺と岩泉。
「邪魔すんぞー。」
「おー。俺先にシャワー浴びてくっから、適当にくつろいでて___ぅおうっ!?」
体を屈めて顔を押さえていた及川の手があと少しで通りすぎることに成功するはずの俺の腕をガッシリと掴んだ。
「もぉ~~~っ!!悠のバカっ!!及川さん泣いちゃうっ!!」
「……そうか。………そりゃ大変だな。じゃ、俺は行「ダメダメダメダメェ!置いていかないで~っ!!」あ?人間そう言われると逆のことしたくなんだよ。……じゃあな。」
「んなっ!?ヒデェっ!!……ちょっ悠ってばぁ~~!!」
容赦なく振り払う俺にそれでもなおすがり付いてくる及川の頭を小脇に抱えながらリビングへと向かうと、俺の苦労など微塵も気に止めることもなく既にソファで寝転がり我が家のように寛いでいる岩泉の姿。
____Noisy guys.