第7章 仲間
「あー……なら納得だわ。うん。及川みてぇなやつが食ってそうだよな。」
「ちょw一、それ、他の愛好者に失礼だから(←)………でも、俺も食ったことねぇし、試してみたくはあるよ。味の想像つかないしな。……まぁほら怖いもの見たさってやつよ。」
「………ついに、お前もくそ及川の悪い菌に侵されたか……」
哀れんだように俺の肩をポンと叩く岩泉。
「はぁっ!?この俺が徹と似てきたとでも思ってんのか!?……んなことあってたまるかっ!!」
勢いよく岩泉の手を払い除け、不機嫌なままレジへと向かうと、レジの対応をしている女性店員が俺の様子にやや困惑しているのに気づき、ハッとする。
「………すみません。会計お願いします。」
俺の便利な特殊技能←である"紳士モード"が瞬時に入った俺は、目の前の彼女に何事もなかったかのよつに笑顔を向ける。
女の前で怖い顔見せんのは、俺的には"無し"なのですよ。
ん?
俺の"紳士モード"の原点が知りたいって?
………説明しましょう。
幼少期から母親による"女の子は皆お姫様♡(名前) 悠は皆の王子様なのよ☆"とふざけたことを抜かしながら教え込まれた女性の扱い方は、今の俺の紳士モードの原点であり、絶対的なルールとして確立してしまいました。
そう……つまりは、母親のせいなのです……!!(ゲーン)
これのせいで、苦労してるんだぞ!!
俺はっ!くっ……
____Hardships.