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カラフル 小説

第3章 カラフル 小説 No.3 黄


Moonlight


夢の中でみた笑顔
忘れられない涙
満ちて行く彼女を抱きしめたくて
彼女は俺の月光だった

彼女は俺以外にも彼〔横山がいたことは知っていたけど…だからって去らないで

眠りの暗闇ひとり
目指して行く月光
そんな中で莉奈は俺に
微笑んだ
見つめて俺の名を呼ぶ

カーテンの隙間から
月が消え、朝を迎えると
いつも、莉奈はいない
ベッドの上にひとつ
孤独な俺の心が凍えてた

想いだけを焦がしてる
莉奈に触れたまま
何も出来ないまま
今夜も話をして
夢に堕ちる日々

学校出会う君はたっちょんと言って微笑みを浮かべ走って胸に抱きついてくる
でも、俺は微笑んでくるな
胸の中にこないでくれと言って冷たくあしらう

夜になれば
先生と生徒と言うことは解ってても
苦しくて辛くても
この腕を彼女に伸ばしてしまう

俺のそばから消えないで…

霧深い夜にふたり
交わした温もり
朝陽が訪れれば
君は消えている

わかっていても
部屋中を探してしまう
思い出はすべて無くて
渇いてく日々さえも
彼女に捧げた夜だと

あれからは学校にも近所にも姿は見えなくなった
今も胸を焦がしてる
夢かもしれないまま
痛みは消えないまま
愛しさだけが疼いている

三年がだった、彼女の同級生はすでに卒業していた
帰っていると家の前でたっている一人の女性

その手を振って微笑みを浮かべる女性は彼女だとわかった
悲しみを見せないでくれ
どこへ行行ってたんだよ
と言って抱き締めた
何をすれば 俺は彼女から逃れられるのかな
安らぎが包んでくれる日々はくるの?

また、夜を交わし
昔と同じ朝になれば
いなくなる

彼女の手をつかみ行かないで…
と呟いた
夢の中の光
忘れていた悲しみ
街で見かけても
見つめ合えずに

彼女の横には同期で教師をしていた横山の姿があった

もし二度と笑顔を
見れないというのなら
明日さえも 来なくていい
夢の中でも抱いていたい

いつまでも

You are moonlight
貴方は月光であり
Don't leave me alone tonight...朝になれば消えてしまう、夜だけの関係

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