第1章 プロポーズ * 日向順平
日向「あ…のさ」
桜姫「ん?」
日向「ずっと前から桜姫に言おうと思ってたことがあるんだ」
桜姫「何?」
日向「これ…」
桜姫「…え?これって」
テーブルの下に隠しておいた指輪の箱を出して渡す。
日向「開けてみて」
桜姫「綺麗…」
日向「桜姫。まずは10年間付き合ってくれてありがとう。10年間付き合ってきて喧嘩もしたし、すれ違ったこともあったよな。でもすごく楽しかった。
俺はこの先の人生、桜姫と一緒に生きていきたい。絶対幸せにするから俺について来てくれ。一生守る。だから……俺と結婚してください…!」
桜姫「はい、お願いします…!」
桜姫は泣いて喜んでくれた。
日向「何泣いてんだよ」
桜姫「だって、嬉しくて…!」
日向「あ…ちょっと待ってろ」