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黒子のバスケ 短編集

第6章 初恋・笠松幸男


さき『お久しぶりです。最近見かけてないですが、体調崩したりしてないか心配で連絡しました。忙しかったらごめんなさい』

笠松『体調悪くないし忙しくない』

まずい、またそっけない返事を送っちまった。つーか1回会って少ししかやりとりしてないのに心配してL○NEくれるなんて正直驚いた。
2週間なんの連絡もしなかったことちゃんと謝りたい。
L○NEを開いて『連絡しなくて悪かった』と打ち込んだ。

笠松「またそっけない返信…これじゃだめだよな。てか会って謝るべきか?」

どこにいるかわからねえのに、会って伝えたいと思う。
話しかけてくれた図書室に行けば会える気がして気づけば足が図書室に向かっていた。
図書室に入ったまではいいが最終下校時間も近づいてるからか誰もいなかった。
伝えたいことあったのに。
帰ろうと思った時、聞き覚えのある声がした。

さき「すみません、そろそろ鍵締めてもいいですか?」
笠松「うぉっ!!…びっ…くりした…」
さき「す、すみません!!私、図書委員で、今日が施錠の当番なんで鍵締めに来たんです」
笠松「そうか、すぐ出る…」

待てよ、俺は何のためにここにきた?言いたいことあるから来たんだろうが!
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