第9章 報告の9歩
貴方「っつーことで、俺は旅に出ることになったぜ」
俺は再びあいつのもとにいた
貴方「ムーさん」
ムー「そうか、それはよかったな」
あのあと、ミュロンとも話をしミュロンも背中を押してくれた
貴方「次に会うときは俺、負けねーから
覚悟しとけよ!」
ムー「ああ、と言ってもあれはアオバが転ばなきゃ勝ってたかもしれないぜ?」
貴方「うるせー!!人の黒歴史を掘り返すなよ!やっと傷が癒えてきたのによ!」
と言うのも最後の試合でまさかのムーさんとの対戦、途中まではいい試合だったのだが足元の石に俺が躓いて隙をつかれ、負けてしまったのだ
人生の中でベスト3に入るであろう
奇声をあげ華麗なる顔面スライディングを
決めたことから俺の黒歴史に仲間入りを果たした試合だった
俺がそんな振り返りたくもない黒歴史を振り返っていると突然
ムー「そうだ、アオバに大事なことをいい忘れてた」
とムーさんが言った
そして俺は予想も出来ない言葉を耳にするのだった
ムー「シェヘラザード様がアオバに会いたいそうだ」