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何事も第一歩から始まります〜はじめの一歩〜

第9章 報告の9歩


ガチャ

オブリージュの声が聞こえなくなったと
同時に扉が開く


貴方「トト…」
トト「アオバ、風邪ひいてる、雨に、打たれて、路地裏に、倒れてた」
貴方「そうか…迷惑かけたな」

そう言い笑顔を造る

トントン

トントン

ピタッ

トトが俺に近づいてベットの側に止まった

そして

スッ

腕をあげ

バシッ

俺の頭を力一杯にチョップした


貴方「っ!!」

声にならない悲鳴をあげる


貴方「ッテメェー!なにす」
トト「バカ!!」

やっとかっと絞り出した言葉も
トトの罵倒によってかき消される

貴方「いきなりバカとはなんだよ!!」
トト「アオバ、悩んでる」
貴方「!!」
トト「だてに、半年以上、一緒に、すごしてない、悩んでるぐらい、わかる」

トト「アオバ、話して」
貴方「…旅に」
トト「え?」
貴方「レームを出て、旅に出ようと思う」

貴方「自分勝手だってわかってる、いきなり入ってきていきなり出ていくなんて…」

貴方「でも、俺はしなきゃなんねー事があるんだ。その為に強くなんなきゃ、世界を知らなきゃなんねーんだよ」

トトは黙っている

貴方「本当に自分勝手だってわかってるだけど、」
トト「行ってらっしゃい」
貴方「…え?」
トト「それは、アオバが、決めた、なら、トト、止めない」
貴方「トト…」

ガバッ

俺は思わずトトに抱きついた

トト「アオバ!?」
貴方「まじでさんきゅーな!!俺、お前みたいなやつに会えて本当によかったよ!」

貴方「俺、絶対強くなって帰ってくるからお前も強くなって待ってろよ!!」
トト「うん!!、トト、アオバが敵わないぐらい強くなって、待ってる!!」


こうして、俺の旅は決まった
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