第9章 報告の9歩
パチッ
目をさますと見なれた天井
辺りを見渡すと自分の部屋にいることが
分かった
オブリージュ〔目が覚めたのね〕
脳内にオブリージュの声が響く
貴方「…え!?オブリージュ!?お前どっから話しかけてんだよ!?」
オブリージュ〔あたしの魔法で脳内で会話ができるのよ(最近思い出したけど…)〕
貴方「そうなのか!?」
オブリージュ〔ええ、だからアオバも脳内であたしに語りかけてみて〕
貴方「ああ、やってみる…」
貴方〔こうか?〕
オブリージュ〔ええ、ちゃんとできてるわ〕
貴方〔そうか…〕
そして疑問に思っていたことを聞く
貴方〔なぁオブリージュなんのようだ?〕
オブリージュ〔随分冷たいわね…用も無しに我が主に話しかけちゃ駄目なのかしら?〕
貴方〔そう言う訳じゃねーけどよ…お前が俺になんの用も無しに話しかけるとは思えねーよ〕
その証拠にオブリージュは半年以上俺に
話しかけることはなかった
オブリージュ〔あら、分かってるじゃない〕
オブリージュ〔なら、あたしの言いたいこともわかるんじゃないかしら?〕
貴方〔…。〕
オブリージュ〔ハァ、早く旅に出たらどうかしら?貴方には世界を救う義務があるのよ?ここで貴方がこれ以上強くなれるとは思えない。…貴方が一番分かってるんじゃないかしら?〕
貴方〔分かってる…〕
オブリージュ〔なら早く別れを告げて旅にでることね貴方は世界を知らなさすぎる〕