第6章 修行の6歩
ムー「アオバ君、、、君は」
そこで一旦一息ついてムーさんは俺と目を会わせた。
ムー「自分を、、、すごく嫌っているな?」
ドキンッ
ムー「それに、、、」
嫌な予感がする、、、
ムーさんの口から出てくる次の言葉を
聞きたくない
もうやめろ
そんな願いも虚しくムーさんは
言葉を紡ぐ
ムー「今まで、話した中でどこにも[本当の君]はいなかった。、、、君は」
ムー「俺たちを自分でさえも欺いている」
沈黙
一瞬の沈黙だったか
長い沈黙だったか
俺にはわからない
時が止まったかとさえ思った
貴方「な、、、んで」
声が震える
貴方「なんでそんなことを言うんですか?」
ムー「それは、、、違和感がしたから、、、かな」
貴方「違和感?」
ムー「あぁ、、、俺にもわからないがな」
ムー「初めて会ってお前の笑顔を見たときなぜだか、違和感がしたんだ」
貴方「そう、、、ですか。」
いけない
平然を装わなきゃ
貴方「気のせいじゃないですか?」
そう言って俺は[笑顔を造った]
ムー「っ!!」
貴方「それでは僕は修行があるので!そろそろ失礼します。」
そう言ってあの時ミュロンちゃんから逃げたようにその場から逃げたんだ