第6章 修行の6歩
ハァハァハァ
ハァハァ
ひたすら走る
もうどこに向かってるのかさえ分からない足の痛みも麻痺している
ただ、さっきのことを忘れたくて
がむしゃらに走っていた
フラッ
足に力が入らない
ドサッ
その場に倒れる
意識が朦朧とする
このまま消えてしまいたい
意識を手放す瞬間
綺麗な赤髪と俺の名前を呼ぶ声が聞こえた
〜????side〜
なんとなく町に出ていた。
あの日以来あいつには会っていない
兵団の中でも最近よくあいつの名前を耳にする
会いに行こうと思えば会える
だけど行かない
何を話せばいいか分からないから
町に出るのはもしかしたらあいつに会えるのを期待しているのかもしれない
「あれ?」
気づいたらあいつと会った路地裏にきていた、、、、、誰か倒れている!?
あれは、、、!?
「おい!お前なんでこんなところに倒れているのだ!?」
なんで、なんでこんなところに!?
「アオバ!」
僕は急いで倒れていたアオバを背負って
兵団の兵舎に走っていった