第3章 決意の3歩 おまけに1歩
ソロモン「んで、、、なんで俺を庇ったんだよ!!」
ソロモンの辛そうな声がする。
貴方「ソロ、、、モン」
ソロモン「喋るなアオバ!」
貴方「私はもうだめ、、、ソロモンなら分かるでしょ?」
ソロモン「っ!!クソッ!」
ソロモンは悔しそうに辛そうに顔を伏せた
貴方「ソロモン、、あのね?」
ソロモン「、、、うん」
私はソロモンの頬に触れ、ソロモンと目を 合わせて話始めた。
貴方「私ね?貴方と出会えて幸せをだったよ?」
貴方と出会えたから、大切な人ができた
幸せをしった、本当の自分を見つけることができたんだよ?
貴方「だから、、、ソロモンには幸せになってほしい沢山笑ってほしい、生きて、、、ほしいの」
少女を抱える腕が、微かに震えている
何時もの、頼りになるリーダーはそこにはいなかった。そこには大切な者を失う恐怖と大切な者を守れなかった悔しさに押し潰されてしまいそうなほど儚く強くて、弱い
一人の少年がいた
皮肉なくらい綺麗で儚い夕陽が二人を照らす
それはまるで、少女の命の終わりを表しているかのようだった。