第3章 決意の3歩 おまけに1歩
考えすぎか。うんそうだそんな話あるわけないしあり得ないよね
しかし、完全に否定出来ないのはきっとさっきオブリージュに言われたことを気にしているんだろう。
しばらく話していると突然映像が切り替わった
って、あれ?
目の前にはソロモン王の辛そうな顔
アオバと呼ばれた少女の体をソロモン王がお姫様抱っこしている状況だ
しかしそれはとてもいいものではなかった
お互い傷だらけで血を流していた
きっと、神杖を奪うためにグヌートを襲ったんだろう。
ソロモン王に襲いかかろうとしている魔道師。ソロモン王は気づいていない体が勝手に動くしかし今度は私も体と同じ考えだった
グサッ ブシュ
魔道師の杖が体を貫くしかしまだだ
魔道師に最期の力を振り絞って魔法をうつ
「ザルグ」
ザシュ
魔道師は力なく倒れていく
フラッ
ダメだ地面に体が近づいていく受け身すらも取れない。あぁぶつかる
ドサッ
いつまでも体に痛みは来ない変わりに
上からソロモン王の声が降ってくる。