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【マギ】ジャーファルさんに愛されて。
第13章 【影】
影side
* * * *
運命に翻弄されていく、君。
創った手など、アルストを模しただけのもの。
『僕』は影だ、君の影…。
決してアルストの意志ではない。
『アルスト、アルスト…』
けれど、君が微笑むから。
彼のように頭を、頬を、撫でて。
君を…偽った優しさで、抱きしめる。
君は、もう十分傷ついた。
だから、もう、眠っていいんだよ。
君を傷つけるモノは、『僕』が、壊してあげるから。
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