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【マギ】ジャーファルさんに愛されて。

第8章 【愛に飢えた狂犬】



見られている視線を感じつつ、前の通り、無事従者の契約は終わった。
ジャーファルさんはただ左腕をなぞるだけでいいのに、執拗に口づけをする。

「んっ……」
「これだけで感じたんですか? いやらしいですね、シェリルは…」

そう言って腕をなぞり、私をベッドに寝かせてくれた。

「本当にまだ傷口が塞がってないみたいですから、今日はこの辺りで…。夕食は持ってきてあげますから、動かなくて結構ですよ」

ジャーファルさんは自分が作った私の傷に包帯を巻き、部屋を出ていった。
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