第6章 マジっすか…。
日向「やべえな…。
全員気ィ入れろ。
こっから試合終了まで第1Qと同じ、点の取り合いだ‼」
日向先輩のその言葉を合図にしたかのように、激しい攻防戦が始まった。
点を取られては取り返すを繰り返す。
そして、残り15秒で98対98の同点。
日向「時間ねぇぞ‼当たれ‼
ここでボール獲れなきゃ終わりだ‼」
キュッ キュッ
このままじゃ埒があかない。
勝つためには、アレで決めなきゃ。
黒子「大野君、一瞬いいですか?
ここ獲れれば、黄瀬君にコピーされない手がもう一つあります。
試合終了と同時に決めてしまいましょう。」
真琴「ブザービーター…。
うん、やろう。
俺もそれしか無いと思ってたから。」