第6章 マジっすか…。
残り7秒___
バッ
日向「しまっ…」
日向先輩が相手の主将の笠松さんのシュートのブロックが遅れてしまった。
このままでは1点入れられてしまい、負ける!
真琴「入れさせてたまるか‼」
ヤバいと思った時には体が勝手に反応しており、気づけば笠松さんが放ったシュートをブロックしている自分がいた。
笠松「なっ…」
シュッ
黒子「これで決めてください!」
私が弾いたボールを黒子がキャッチし、再び私に戻ってくる。
キュッ
が、目の前に立ちはだかるのはやはり黄瀬君。
キ キュッ
黄瀬「くそっ…」
一瞬の目線や体の重心などでのフェイクを利用し、彼を抜いた。
そして、ゴールまでドリブルで走って行く。
黄瀬「させねぇスよ‼」
ドリブルで走る私、何も持たずに走る黄瀬君。
普通に考えれば黄瀬君の方が速いに決まってるが、それは違った。
黄瀬「なっ!間に合わなっ…。」
真琴「もうお返しはさせない!
これで終わりだ‼」
タッ
ガシュッ
ピーーー
私がダンクシュートを決めた瞬間、試合終了のブザーが鳴った。
100対98。
誠凛の勝ちだ。