第6章 マジっすか…。
さて、試合再開だ。
私には10番の人がマークについた。
名前は確か…早川さんだったかな。
滑舌が悪くて何言ってるかわかりずらい人だ。
隙を見て伊月先輩からパスをもらい、ドライブの体勢に入る。
ダッ
キュッ
海常「「「なにっ⁉」」」
軽々と早川さんを抜いた。
そのままゴールに向かい、レイアップのシュートモーションへ。
シュッ
海常の8番の人が立ちはだかったが一歩届かず、私のシュートは決まった。
誠凛「「「オォォォシッ!」」」
私がシュートを決めた瞬間、誠凛側から声があがる。
火神「ナイッシュ!」
真琴「ぅぐっ!」
火神が私に声をかけると同時に背中を思いっきり叩いたのだ。
真琴「すごく痛かったんだけど!」
火神「お?あぁ…。
悪い悪い。」
いや火神…。
そんな笑顔で言われても…。
早川「くっそぉぉ!
次こそはおえ(れ)が!おえ(れ)が!」
笠松「誠凛にあんなやつがいたなんてな…。
クソ速ぇドライブだぜ。」