第6章 マジっすか…。
ピピッー
審判の笛の音が体育館に鳴り響く。
「誠凛高校、メンバーチェンジです。」
私は、コートに立った。
誠凛に入って初めての他校との試合だ。
「頑張ってください」という言葉が後ろから聞こえたような気がして、自然と笑みがこぼれる。
小金井「大野!あとはまかせたぞ!」
交代するコガ先輩とすれ違う時、肩を叩かれながらそう言われた。
コート内で誠凛メンバー4人が私を待っている。
日向「お、うちの秘密兵器がやっとお出ましか。
待ちくたびれたぞダアホ!」
伊月「お前のこと、マッチ持ってマッチ(待って)ました!キタコレ!」
日向「黙れ伊月。」
水戸部「…。コクッ」
火神「黒子がいねぇ今、この状況をどうにかできんのはオマエだけだ。
行くぞ!」
…。
私もこのチームでプレーすることができるんだ!役に立てるんだ!
真琴「おぅ!絶対に負けない!」
黄瀬君を必ず倒す!