第6章 マジっすか…。
全面コートの準備を海常側にしてもらっている間、誠凛はベンチの移動をしていた。
ベンチに荷物を移動させ、
真琴「よし、これでOK。
黒子!火神!頑張れよ!」
私は二人の背中をパシッと叩きながら声をかけた。
試合に出れているのは羨ましいが、応援はしなきゃだ。
火神「おぅ!ぜってー勝ってくる!」
黒子「…。
はい、もちろんです。」
「それでは試合再開します。」
試合再開のコールが体育館に響きわたる。
なんと、黄瀬君が出てきた!
黄瀬君が出てきた瞬間、ギャラリーの女の子達が騒ぎ始める。
やっぱ黄瀬君はモテるんだなぁなんて呑気なことを思いながら、彼のプレイを見ていた。
ボールが渡ったと思ったら、いきなりダンクを決めた黄瀬君。
しかも、火神みたいにゴールを壊す予定だったらしい…。
ゴールは壊れてないけど、威力は火神よりもあるかも…。
黄瀬「女の子にはあんまッスけど、バスケでお返し忘れたことはないんスわ。」
その言葉に火神がぶち切れ、再びダンクを決めた。
お互い全開の状態で、点取り合戦が始まる!