第5章 ぶっ壊してやる
黄瀬「彼女を一目見た瞬間、ビビっと来たんス!
一度しか会ってないんスけど彼女のことは絶対忘れないッス!」
目をキラキラさせながら、彼女のこと(私のことなんだけど…。)を熱弁する黄瀬君…。
チラリと視線をよこした黒子に、私は苦笑いを返すしかなかった。
真琴「ハハハ…。」
バチィ!
黄瀬君「っと!?
った~。ちょ…何!?」
熱弁してる黄瀬君に向かって急に横からバスケットボールが飛んできた。
ボールが来た方向を見ると、ギラギラしたオーラを出した火神がいたので、投げたのは火神だということがわかる。
火神「おとりこみ中ワリーな。
けどせっかく来てアイサツだけもねーだろ。
ちょっと相手してくれよ、イケメン君。」
え!火神!黄瀬君とやるの!?
黄瀬「え~。
そんな急に言われても…。
あーでもキミさっき…。」
何かを考え始めた黄瀬君。
黄瀬「よし、やろっか!
いいもん見せてくれたお礼。」
真琴「…!」
まさか、さっきの火神を見てた!?
リコ「…っもう!」
黒子「マズイかもしれません。」
真琴「うん。」
リコ「え?」