第4章 俺もキセキを倒します!
黒子「良かったです。
ここまで言っておいて人違いだったら恥ずかしかったです。
お久しぶりです。藍原さん。」
真琴「ひ、久しぶり…。黒子君。」
その後、私達はファストフードのマジバに入ることになり、黒子はバニラシェイクを、私はアイスコーヒーを注文した。
四人用のテーブルで向かい合って座った時、黒子から話をきり出された。
黒子「ずっと気になっていたんですが、藍原さん…えっと、大野さんはどうして男子バスケ部に入部したんですか?」
男子バスケ部に入部した理由…
その質問を聞いて、私は無意識に眉をよせて視線を下げてしまった。
黒子「…。
もし話したくなかったら大丈夫ですよ…?」
人間観察に長けた黒子はそれに直ぐに気づいて私に声をかけてくれたけど、何も話さない訳にはいかない。
黒子のためにも、自分のためにも…。
真琴「いや、大丈夫。ちゃんと話すよ。」