第4章 俺もキセキを倒します!
突然の出現に、私はつい体を仰け反らせながら大声を出してしまった。
「きゃぁぁぁ」じゃなくて「うわぁぁぁ」が出たことを褒めてほしい…。
火神「黒子、お前本当に影薄いんだな…。
ってか、大野って今日遅刻してきた奴か。
思い出したぜ。」
え、黒子!?
あ!そうだ!
水色の髪、特徴的な口調、極めつけはこの影の薄さ、この人はあの時(中二の時)に会った黒子テツヤだ!
元帝光中幻の六人目(シックスマン)が何でこんなとこに!?
真琴「火神、この人知ってるの…?」
苦笑いを浮かべながら尋ねると、火神は「は?」という顔をしながら答えた。
火神「こいつ、俺らと同じ誠凛高校バスケ部だぞ?
お前、最初居なかったから、ずっとこいつのこと認識せずにやってたんだな…。」
真琴「えぇぇぇ!」
ヤバい、また叫んでしまった。