第4章 俺もキセキを倒します!
色々考えつつ、しばらく走った頃
ダム、ダム、ダム
今はもう聞き慣れた、あの音がどこからか聞こえた。
どこかにバスケコートあるのかな?
私の足は自然と、音のする方へと向かう。
あ、あった。ここだ。
って、火神じゃん。
何してんの?
火神とはまだ喋ったことないが、一緒にバスケしてくれないかなと思い、コートに近づいた。
火神「ん?誰だ、お前?」
私に気づいた火神は手を止め、こっちを見る。
っていうか、遅刻っていう目立つ登場の仕方した私の顔すら覚えてないのか…。
真琴「俺は…「大野君ですね?」…え?」
突如後ろから声が聞こえたのだが、ここにいたのは火神だけじゃなかった…?
振り向くと、目の前に水色の髪をした男子。
真琴「うわぁぁぁ!」