第4章 俺もキセキを倒します!
「ちょっとごめんね。」
人気の無い所まで来ると、先輩は私の腕や足を触り始めた。
そして一言。
「あなた本当に男子?」
真琴「え…。」
やばいやばいやばい。
どうしてバレた!?
そりゃあ男子に比べたら体格は全然劣るけどさ、見た目は本当に男子だよ?
ちょっと細目の男子だよ?
筋肉ついてるから細マッチョみたいな感じだよ?
なんでなんでなんで!?
真琴「な、何言ってるんですか?
俺は男に決まってるじゃないですか。」
内心冷や汗タラタラで、心臓バックバク。
絶体絶命!!
先輩はそんな私を見てニヤリと笑い、
「じゃあ、シャツ脱いでみて。」
あぁ…。終わった…。
この人、絶対に気づいてる…。