第3章 キセキの世代…?
赤司「うん、まぁ良いか。
同い年同士よろしく。」
赤司君は手を差し出しきたので、握手だ、と思って慌てて私も手を出す。
真琴「よ、よろしく…。」
なんか意外と普通の人だなぁ。
さっきの赤司君はすごく真面目そうで、これぞ御曹司っていう雰囲気出してて…ちょっと怖かった…。
赤司「藍原さんは家族と仲が良さそうだね。」
真琴「え?あ、うん!
皆忙しいから、会う機会があんまり無いけど、お父さんもお母さんもお兄ちゃんも、皆大好きなんだ!
赤司君の所は?」
赤司「俺?俺は…。」
途中で言いよどんでしまった赤司君はどこか悲しそうな、寂しそうな笑みを浮かべた。
苦手なのかも…。お父さんのこと…。
私はこの話からすぐに離れようと思い、新たな話題を急いで探した。
真琴「あ、そうだ!
赤司君って、バスケやるんだよね?」