第8章 ナメないでくれない?
2回戦目からの誠凛の勢いはすさまじかった。
火神や私がどんどん調子を上げていき、苦戦することなく4回戦まで突破。
次の5回戦目に備えてフロアから出る時、丁度入ってきた学校と鉢合わせになる。
東の王者、秀徳高校
キセキの世代NO.1シューター緑間真太郎を獲得した学校だ。
火「よう。オマエが緑間真太郎…だろ?」
は?
真琴「ば、ばか!いちいちちょっかい出さなくていいから!」
火神の腕を掴んで引き戻そうとするが、振り払われる…クソッ。
緑「…そうだが。誰なのだよキミは?」
すると何を思ったか火神は緑間君の手に名前を書いた…。
聞くところによると、普通に名乗っただけじゃ覚えてくれなさそうだったから、だそうだ。
先輩達のリベンジのためにちゃんと覚えてほしいらしい…。
まぁこんなことしたら嫌でも忘れないだろうね。