第8章 ナメないでくれない?
そしてIH予選の第一試合目
誠凛VS新協
「すみません。遅れましたー。
イテッ」
入口の上部に頭をぶつけながら体育館に入ってきたのは、パパ・ンバイ・シキ。
通称「お父さん」…(笑)
ドンッ
あ、私と喋ってた黒子がお父さんとぶつかっちゃった。
お父さんは衝突した相手を探そうとしてキョロキョロと見渡した後、私と目が合う。
え…私…?
パパ「ダーメですヨ、ボクー。
子供がコート入っちゃあ。」
真琴「うわっ」
黒子じゃなくて私がお父さんにひょいっと持ち上げられた。
黒子「あっ」
「どっから連れて来…
バッ…!そりゃ相手選手だよ!」
パパ「センシュ…⁉
あんな子供いるチームに負け?
キセキノセダイてミんな子供?」
はぁ?
真琴「離せ…っよ!」
大きく身をよじらせて無理やり抜け出す。