第2章 【繋がり】
―――…局長の部屋
近藤「で、なんだ話は」
○○「はい。こちらを…」
皆が注目する
総悟「ストラップ…ですかィ?」
山崎「すげーっ!表には、真選組 裏には 山崎退
俺の名前だぁぁ!!」
○○「このストラップを、このように!
携帯につけるだけで…つながり、感じますよね!」
近藤「なんか…絆が深まったというか、
心の重みが軽くなった。
いいなコレッ!!」
土方「……くだらねぇ。」
グサッ
土方「ストラップだとか、邪魔になるだけだろ」
総悟「そうでもありませんでィ。
ストラップより、土方さんが邪魔でさァ」
土方「ハイハイ、邪魔な俺は消えますよ。
…真面目な話だと思ったぜ」
ピシャッ
部屋から出ていってしまった
○○「っ…」
『……くだらねぇ。』
何度も頭を巡る
山崎「俺は付けますよっ!」
近藤「あぁ。このストラップには気持ちが入ってるからな!」
総悟「どうですかィ?
少しは洒落になりましたかィ?」
○○「皆…」
目の周りが赤くなる
近藤「大丈夫さ。 ○○。
お前トシのメルアド持ってないだろ?」
○○「ッハ!そういえば…」
近藤「一番繋がりたいのは
お前なんだよ。ひと声かけてみろ」
山崎「アドレスくださいって」
総悟「土方死ねって」
近藤「ストラップ付けてくださいって。
強制ではないがな。星が欠けてるんだよ。」
○○「!!
ありがとうございます!!」
私は
真選組 土方十四郎
のストラップを持ち
ポケットに携帯を忍ばせ
副長の部屋に向かう
総悟「……女の子ですねェ」
山崎「可愛いですね…」
山崎「にしても、○○と副長
まだメルアド交換して無かったんですね」
近藤「どちらも素直になれなかったんだろ。
昔は」