第2章 【繋がり】
○○「土方さん、いますか?」
襖の外から声をかけた
土方「いませんよー。」
いないけらば、聞こえるはずがない
シャッ!
○○「いるじゃないですかッ!」
許可もなく部屋に入る
土方「入るなよ!
…まだ書類が残ってる。お子様はあっちいけ」
○○「やっている事と言っている事違いますよ!
書類なら手伝います。あと…子供じゃありません。」
手を頭に当て
土方「ハア…用件はなんだ」
*
○○「アドレス。交換しませんか?」
土方「無理だ」
即答。
○○「仕事としてですよ!
恋愛的な意味じゃなくて…」
土方「仕事でも無理だ。
俺はもう、失いたくねェんだ。」
○○「…?」
土方「あ゛ぁ、資料に集中できねっ!
やっぱあっち行け」
さっきの言葉が気になる
○○「一回、手止めませんか?
二人なら資料もでかせます」
私も土方さんもモヤモヤして
資料に取り組めるはずがない
土方「……」