第1章 全ての始まり* 菅原【★】
「 名無しほら!!邪魔な大地は居なくなったから嬉しいべ?」
心底嬉しそうにニコニコしている
「狂ってる…菅原…先輩…」
笑顔が消える。
「………そう俺は狂ってる 名無しが好きで好きで愛おしくてどうしようもなくて」
更に鞄を漁る
「ッ!!!!!!」
手にしたのは 血がべっとり着いて滴っている
白かったであろうナイフ
「 名無し言って? 菅原先輩を愛してる って ずっと一緒にいたいです って」
どうしてこうなってしまったんだろう。
いつも感じる視線を辿ると 菅原先輩 貴方がいた
。
最初は気のせいだと思っていた けど違った
何処にいても 何をしてても 見られている。
家に帰っても見られている錯覚に襲われる
そしてあの日私は決心した 菅原先輩に手紙で伝えようと そして大地にも 好きだと言う事を伝えようと それぞれの手紙に…
菅原先輩には " 私をジロジロ見ないで下さい "
大地には " 好きです "
と。