• テキストサイズ

little police

第13章 集結プロファイル


本文:

おめでとうございます!!あなたはlittle policeの会員に抽選で選ばれました。

一般登録ではできない特別ミッションに参加することを許可されました。
特別ミッションが配信されたら、あなたの力で平和な世界を取り戻してください。


なお、会員に当選された方は『歌川みさき』様のみとは限りません。


ーーーーーー














メールには俺がlittle policeの会員に当選したという報告が書かれていた。


(当選って…こんなの応募してないよ…。)



「い、いいなー!!!!お前これ羨ましすぎるだろ!!何だよ、特別ミッションって!!ずりーよー。こんなのやってたのかよぉー。」



「くそー。俺も応募したかったぁー!」と、隣で興奮している山吹を相手にせず、一人不思議なことに思う。


こんなもの、当選する覚えがない。
きっと何かの手違いだろうと思った。


さらに下にスクロールしていくと、『当選を確認したら、今すぐログイン!!』とあった。



「なぁなぁ、歌川。お前いつ応募したわけ!?俺全っ然知らなかった。ちょっとくらい言ってくれても良かったのによー。」


「いや、俺も知らないんだ。応募した覚えもないし、当選するわけないし…。」


「なんだよそれ。まあ…いいけどよ。んで、ログインしないの?」


山吹が俺のスマホに目を落とし指をさす。


「あぁ、してみるよ。」



タッチしたら画面がパッと暗くなり、ラインが現れloadingという文字が移った。

読み込んでいるときの円ができたり消えたりの繰り返しをただひたすらに眺めた。


「なっげぇ…。お前のスマホ、ログインするときいつもこんなに待つのか?」


「ううん。こんなに待ったりしないよ。長すぎるね。」


読み込みが長すぎる。

そんなに大きなミッションを取り込んでいるのか、と思った。

しかし、内心は怪しいアドレスにアクセスしてしまったのではないかと不安でいっぱいだった。



「固まってはないよね。うん、ちゃんと動いてる。もうちょっと待ってみよう。」



そしてやっとログインすることが出来た。
案の定、こちらにもメールが届いており、特別ミッションを開始しますか?と書かれていた。





/ 109ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp