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Il mio modo

第7章 Negligenza~油断~


俺が三年生になり、静雄が中学生になって半年くらいが経った。
秋になり学ランが必要とまではいかないが肌寒い季節だ。
先程まで粟楠会の屋敷にいた俺は帰宅中ついでに池袋の街をブラブラ歩いていた。

夏休みは楽しかったな~。
ダチとはゲーセン行ったりしたして賑やかに過ごした。
静雄とはお互いの家に泊まり相子したり…あ、勿論幽くんもな。
粟楠会では屋敷で飲み会したりさ。
因みに俺はノンアルコール。




「~~!」

「~~!?」


『ん?』


夏休みを思い出しながら歩いていると、賑やかな街にノイズが走ったのを感じた。
正確に言うと賑やかさに似合わない怒声のような声がしたような気がした。
気のせいだといいんだけど…。


「~~!!」


『…は、』


え、ちょっと…本当に気のせいだと有り難いんだが…。

静雄の声がした…?

俺は声がする裏路地へと歩みを進めた。

何だろう…嫌な予感がする。


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