第6章 Preparazioni~準備~
「今日はここまでにしましょう」
『わかりました ありがとうございます』
「いいえ、物分かりが良くて助かりますよ」
『そうですか? あ、コーヒー飲みます?』
「そうですね 帰る前に一杯いただきましょうか」
『はい』
パソコンをシャットダウンさせた俺は四木さんにソファーに座るよう促し、台所へと向かった。
昨日買っておいたコーヒーや砂糖、ミルクは四木さんに出す為に買ったのさ。
因みに俺はミルクティーを注いだ。
『どうぞ』
「ありがとうございます」
ソファーに座ってる四木さんにコーヒーを注いだマグカップを手渡し、俺も向かい側のソファーに座った。
『今日は基本でしたが、これからはどのような事を学ぶのですか?』
「色々ありますよ ハッカー、クラッカー、アタッカー、ヴァンダル、フリーカーなど様々ね」
『わーお』
「勿論ビジネスの方も学んでいただきますよ
情報は商売に欠かせない時が殆どですから」
『正直甘く見てました…情報って裏社会で色んな事に仕えるんですね』
「そうですよ」
何度も言うけど情報って凄ぇな。
どんなところが凄ぇのか言いたいけど企業秘密だから言えねぇよ畜生。