第1章 affettuoso(アフェットゥオーゾ)
溶けちゃうくらい熱いよ。
溢れる愛液に助けられるように指を出来るだけそっと奥へと動かすと。
押し返すみたいに蠢く内壁に逆らうように奥へと指を押し進める。
「、大丈夫?痛くない?」
訊ねた俺に、まだ口をおおったまま、でも優しく微笑んでうんと頷く君だけど。
でも、それじゃキス出来なよ。
「ねぇ、手どけて」
「えっ?」
「キス…したいから」
僅かに俺の声が掠れてるのは、おかしくなりそうなこの熱のせいかも知れない。
「あっ…あの…」
困ったように真っ赤になりながらも、手をどけてくれる。
ねぇ、君もキスしたかった?
「大好き」
って呟きながら口付ける。
そうしてそのままナカへと挿入した指でゆっくりとほぐすみたいに抜き差しするんだ。
増える愛液に助けられるように指を増やして行くと。
キスの合間に甘い吐息が漏れるんだ。
その声と君の熱に痺れそうになってしまう。
「あっ…あぁっ、音…やく…んっ」
キスの唇はそのまま首筋を伝い、再び胸元へと移動する。
秘部を愛撫する指は三本に増やして、ツンと存在を主張する胸の頂きを口に含む。
コロコロと舌で転がして、強く吸い上げる。
刺激を与える程に君の白い肌はほんのりと赤みを帯びて。