• テキストサイズ

【黒子のバスケ】【銀魂】ごちゃ混ぜ短編集

第2章 【銀魂】偽りの華


その言葉に棗は目を見開いた。



「それは…思い出せずに…」



棗が目を伏せると、土方は慌てて言った。



「いや、ゆっくり思い出してくれりゃあそれでいいから」



土方は棗の髪をさらりと撫でた。



「じゃ、また来るから」



そう言うと、土方は病室をあとにした。



残された棗は、途方に暮れていた。



(自分のこともまともに分からないなんて…)



そのとき、病室のドアが静かに開いた。



入って来たのは、若い看護婦さんだった。



「あの…事件のとき、由良さんが身につけていたものです」



そう言って、看護婦は棗に衣類などを手渡した。
/ 42ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp