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【黒子のバスケ】【銀魂】ごちゃ混ぜ短編集
第2章 【銀魂】偽りの華
* * *
「一時的な記憶喪失ですね」
棗の主治医が言った。
「いつ頃…思い出せるんでしょうか」
棗が不安気につぶやくと、主治医が答えた。
「それは…分かりません」
主治医との話が終わると、棗はさっき病室にいた男へ話しかけた。
「ごめんなさい…あなたのことも思い出せなくて…」
棗が申し訳なさそうに言うと、男は微笑んだ。
「また最初から始めりゃいい。俺は土方 十四郎だ。お前は由良棗」
そこで一旦言葉を切ると、土方は言いにくそうに続けた。
「俺たちは…恋人同士だった」
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