第14章 聖なる夜に
12月
が退院した
一週間後には学校にも来た
「!!」
彼女の友人たちは、涙を流しを抱きしめてた
他の奴らも笑顔で迎え入れていた
車いすで登校しているには介護が必要で
少なからず俺一人では無理だった
特にトイレ
さすがに許嫁だとしてもトイレだけは無理だったから
彼女の友人たちにお願いした
「任せといて。ていうか、別に一人でやろうと思わなくていいじゃん」
「そうだよ。岩泉君は一人でなんでもかんでもやろうとしすぎ。もう少し私たちを頼りなよ。みんな喜んで協力するよ」
「……そうか?じゃあ、朝の家に行ってもらっていいか?俺、朝練あるから」
「いいよ。そのくらい普通にやるし。ねぇ?」
「うん」
「サンキュー。今度なんか奢る」
「「まじ!?」」
目を輝かす彼女たちに苦笑が漏れた
でも、ありがたかった
障がいを持っているだったが、みんなそんな彼女を煙たがるなんてことはせず
逆に明るく温かく接してくれていた
普段はバカばっかりでどうしようもない奴らばかりだけど
こういうところはすごく助かるし、いい奴らだって言える
だから俺が部活で忙しいときでも
こいつらにお願いすることができた